電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

美しいもの「も」ある

――ふと気付いたら、またなんか気が滅入るようなことばかり書いてる。 だから、上で少し触れた『女王の教室』最終回の話。プロ教師の会みたいに、戦後民主主義的教育的キレイゴトを全否定してたら、結局ただのニヒリズムに行き着いてしまって、愚民を嘲笑うだ…

某畏友の証言「AMAZONで『マンガ嫌韓流』買ってる人の『この商品を買った人は、他にこんなものを買ってます』ってのが、アニメの声優のCDとかばっかり」

わたしの発言ではない。某畏友の発言です。

かわいそうなひと

以前、高学歴強姦集団スーパーフリーの和田とかは「自分らこそネアカ、イケてる、カッコイイ、自分らについて来れない奴はダサい、クラい」というノリ強要ファシズムだから許せん、みたいなことを言ってたら、魂の(退廃)貴族たる畏友奈落一騎君から「スー…

誠心誠意の営業スマイルする倫理の退廃者

資料集めのため図書館に行き、ちょっと児童書コーナーを覗く。原爆やら空襲やら七三一部隊の蛮行やら「戦争はいけません」教育系の書物がいろいろ――しかし「戦争はいけません」って、とりあえず正しいんだろうけど、大きすぎて、現実の日常において自分は何…

中途半端な忠犬

『Z GUNDAM HISTORICA』06号「ゼータの鼓動」(講談社)発売。 予告どおり、キャラクターガイド「星々の群像」コーナーで、ティターンズきってのヘタレ犬ジェリド・メサと、ティターンズの野獣系ヤザン・ゲーブルをどどーんと概説。 ……まあしかし、ジェリド…

半端な悪と人間らしさ

人に歴史あり

『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』(廣済堂)(isbn:4331511170)が、発売後一週間そこいらでGoogle検索350件もヒットしやがる。出足だけ言えば『架空世界の悪党図鑑』(講談社)より注目度高くない?(一応、実用書だからね) しかし反面「なん…

大いなる矛盾

『SAPIO』最新号を読むと、小林よしのりが、沖縄での反ヤマト世間の強さを同調圧力だと難じている。うーん、それって、上原正三氏からも聞いたけど、沖縄は特に昔ながらの地縁血縁が強いってことだろ、だからそーいうのこそが正しい日本の田舎なんだって。沖…

季節遅れの夏の港(まだ暑いが…)

『Z GUNDAM HISTORICA』05号「ホンコン・シティ」(講談社)発売。 今回はわたしの執筆担当は少なく、いつものエピソードガイドまわりの他、キャラクターガイド「星々の群像」アムロ&ベルトーチカ編に、クロスレビュー「戦災孤児娘は良妻賢母の夢を見たか」…

秋到来まであと2週間の辛抱

古城とか血の薔薇とか没落貴族とか

ちなみに奈落君から、わたしはちっとも空想力が幻想世界に飛翔してないと断言された。 確かに『ナルニア国物語』の予告編見て「異世界に行けるとして、行ってみたい世界は?」と想像しても「夏でもネクタイ、靴下、革靴を着用しなければならないという非科学…

一人のホルスト・ヴェッセルも生まれない平成日本

福岡在住の先輩と電話で喋ったら、役所の法律相談所に行くと、20歳そこいらの若者が自己破産の手続きに来ていて、そのくせ携帯電話で母親に「今日のカラオケの集まり、絶対行かんといけんったい」などとほざいていたという。おおかたカード破産の類だろうが…

その後の錬金術師 ヴァイマール十番勝負

映画ハガレンはナチス前夜ワイマール共和国時代のドイツが舞台、というので「これは見なければ!」と思ってたが、終映間際でようやく新宿ピカデリー行ってきた(狭い)。 やはり弟可愛いよ弟ハアハア……じゃなくて、「こっちの世界」の方での弟の空似のアルフ…

『悪魔の辞典』スパムメール常套用語編

【Re:】 なぜか自分から出した覚えはまったくない。 【○○さんからご指名が入りました】 一人で何万人指名しているのだろうか。多重人格か? 【○○時間後に自動的に解除になります】 なぜか決まって、その○○時間を過ぎてもまた同じメールが来る。 【あなたの地…

細川茂樹の無法松

先日、久しぶりに会った畏友が「『仮面ライダー響鬼』は無法松だよ。だって、太鼓叩いてるし」と話してて、言い得て妙だと膝を打つ。なるほどヒビキさん、吉岡大尉の遺児を影から見守る父親代わりのイメージに似てなくもない。 実は、わたしはキャプテンハー…

廣済堂出版『人間関係がニガテでもうまくいく天職ガイド』刊行!

(isbn:4331511170)ハッキリ言って、広義のオタクタイプ人間のための職業ガイドである。 「自分は引きこもりで〜」、とか、「ニートで〜」、とかいう方に、いや、キミでもこんな仕事はできるかもしれないぞ、どうかね? と前向きな提案を試みる書を目指した…

働かざるもの食うべからず