電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

飯田橋駅の思い出

なんでも、国会で野党側はクールビズ導入を躊躇してるらしい。 「保守はお堅くおっさん的/野党は解放的で若者に媚」という従来の通俗図式を覆す意志でもあるのかと思えば、単に、与党に従うのはシャクだから、という理由には、まるで合理性がないではないか…

今月のBtoB仕事(?)その1――かわかずお『パチ漫』裏話

というわけで、月刊『サイゾー』7月号に、「漫画業界騒然!?『パチ漫』が示す著作権とオリジナリティの本質論」って記事を執筆させて頂きました。 誰もが知る名作漫画の数々を、その筆致まで巧みにパチりまくった、かわかずお『パチ漫』(isbn:4862480276)…

ものは言いよう

さて、スパム迷惑メール送信業者はそのつど手を変え品を変え文面を変え人の気を引こうとするが、こいつらの手に掛かると、あらゆるものが一気に陳腐化させられる。 『電車男』が流行り出した時は、差出人「エルメス」と名乗り、文面は「『電車男』みたいな恋…

俺は「客」ではあっても「ご主人様」ではない

資本主義消費社会はあらゆるものを商品化してきたわけだが、どうやら最後の商品が「人間関係」らしい。 実際、昨今、前提としてはまあ衣食足りたうえで、「非モテ」やら「異性からの承認欲求」やら何やらがなんだかオトコ共の最後の社会問題になってるようだ…

人間関係の商品化について

毎日毎日スパム迷惑メールの類が届く。一度来たものは片っ端からメールアドレスを振り分け処理で「ごみ箱」直行にしてやってるし、「セフレ」だの「完全無料」だのというよく使われるキーワードはこれもごみ箱直行にしてやっている。 その大部分は、盗撮だの…

地元びいきについて(覚え書き)

月刊『論座』が愛国心についての特集記事をやっていた。 国家に対する愛国心とは、ある程度、近代以降の人工的な物かも知れぬが、多くの場合「地元びいき」意識は自然な感情だろう。 よく言われることだが、高校野球のシーズン、自分が福岡県民なら、まず(…

力の行使について(覚え書き)

竹島問題がらみで島根県のWEBサイトに韓国から大量のDOS攻撃があったという。 少し前に中国の反日デモで日本企業経営の店舗が襲撃された時もそうだが、今の日本人の感覚の基準では、こういうことは、やる方が恥かしい事となっている。 何度も述べてき…

普請中

放っといたらまた一ヶ月以上更新が止まってる。 日々考える事はあるのだが、仕事関連が多い。だが、別に自分の単独著作でもないのに、まだまだ刊行が先になる仕事のこと書いても仕方ないからなあ……