電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

本年、書き落としたことなど

  • トランプ大統領実現について一言。日本は天皇がいて良かった。もう日本は永久に選挙で国家元首を選ぶ共和制にはならないで欲しい。
  • あまちゃん』劇中の「海死ね」が許されて「日本死ね」が許されない謎。「海死ね」なら日本一国で済まず全地球規模で不謹慎じゃねえか。
  • 世界にあるのは「正義」と「悪」の戦いではなく、当人の主観においては「正義」と「正義」の戦いだから困る。
  • 結局どこの国もウヨが強くなる理由。人間にとって「身内身びいき」はむずかしい政治思想イデオロギー以前の習性だから(ここで言う身内とは自民族、自国、自宗派など)。そら特殊なインテリを除いて最初から自己否定が好きな奴はいない。
  • 最近、俺がネトウヨは嫌いな理由に気づいた、俺自身が日本人成人男性だからだ。もし自分が女だったらフェミニズムに反発してる、自分が中国人だったらもっと日本に好意的かも知れない。要するに、どこでも「自分の陣営バンザイ一辺倒」が恥ずかしい。
  • 少なくともわたしは、あえて自分の属する陣営"にも"批判的な目を向けられるというのが「頭が良い」ことだと思ってる。ただし、自分の属する陣営の批判しかしないのは別の意味で病気。
  • ゴジラ平将門である。生きてる間は怖いけど死後には祀られる祟り神。
  • トランプ当選後の反トランプデモは民主主義の否定か? 民主主義は「投票で民意による決まったらどんなクソな決定も絶対に従わなければならない」ではなく「クソな決定を民意で常に更新、改善できるシステム」じゃねえの。
  • じゃあ、もし仮に正当な選挙で公明党が自民抜き単独で政権を取ったり、幸福実現党が政権取ったら何をやってもいっさい抵抗せずに従いますか?
  • 「(生活保護を受け取らずに)死んだ貧困者のみがきれいな貧困者」は、「死んだ革命戦士のみが正しい革命戦士」の連合赤軍と同じ。連合赤貧ってじつはすごく日本的。
  • 差別糾弾を相対化したがる人間は、なんで絶対に「自分が相手の立場だったらどうか?」という方向に相対主義的思考が働かないのか。自己弁護の理屈にしか相対主義を使わないのはエセ相対主義者。米国じゃ日本人も強制収容所送りになった時代があるんだぜ。
  • 負けない最良の方法はそもそも戦わないこと。被害者になるのを避ける方法のひとつは加害者にならないこと、報復を受けずに済む。

――こういう短文の走り書き、本来ならツイッター向けなんだろうけどな。