電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

2003-11-01から1ヶ月間の記事一覧

最低でも27種類(※掲示板投稿より再録)

(注:中学生レベルの妄想です。あまり真面目に受け取らないで下さい) とりあえず、最低でも27種類の人間がいるな、と思った。 えー、これはあくまで風呂場の妄想、単なる気まぐれ思いつきなので大真面目に「そうやって人を型にはめて考える思考はっ!」と…

活字で物は動かせるか

先日の三島由紀夫の件で、三島は死んで呪いを残した、と書いてから、そこから連想して思ったこと。 そもそも言葉というのは呪いである。確か中島らも『ガダラの豚』にもそんな意味のことが出てきたような気がする。呪文というものがある。アラビア人は「開け…

自己紹介に替えて

ところで、この日記のネーミングの由来とか何も説明が無いから今さら一応書いておく。 このサイト名はどうも紛らわしいようで、民俗学、文化人類学用語としての「アジール」という言葉を検索して、ここがヒットしてしまった人もいれば、石野卓球の電気グルー…

現在の自衛隊PKOのような構想

も三島は考えてたらしい。なんでも、自衛隊を二つに分け、一方は純粋な日本の国土防衛に当て、一方、国連の下に国際紛争解決のための国際警察軍を作り、そこに自衛隊を参加させる、とかいうものだ。わたしはこのことを1991年頃の鈴木邦夫氏の文章で知ったが…

さて、先頃の衆院選挙に中曽根康弘元総理が

出馬を表明していたが、自民党の世代交代、老害の排除というイメージ戦略を狙う小泉首相のたっての要望で元総理は出馬を断念したわけだが、その中曽根元総理「自分が政治家として現役の内に憲法改正を実現させたかった」ってのが永年の望みであったとか、そ…

11月25日は「楯の会事件」、三島由紀夫の命日。

昭和45(1970)年のこの日、三島由紀夫は、自らが率いていた青年組織「楯の会」のメンバーと共に自衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入、自衛隊に決起を訴え割腹自決した。三島由紀夫は、1960年代当時、さしずめ現在の北野武と宮台真司と町田康を全部足した以上のサブカ…

日本一セコい、矢作俊彦『ららら科學の子』書評

タイトル通り、2003年文壇の問題書、矢作俊彦『ららら科學の子』読了。で、忌憚の無い感想文。 日記に書くには長くなりすぎたんで下記へ。 http://www.axcx.com/~sato/bq/13.html