電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

それでは皆様よいお年を

長年、畏友河田拓也(ばくはつ五郎)&奈落一騎と一緒に、ライター仲間集団「線引き屋」Webサイトというものをやってましたが、この度、それをひとまず閉じることと相成りました。
これは、「線引き屋」Webサイト自体がこの一年くらいちっとも更新せず有名無実で内容が古くなってる点、各人のネット上での発言、最新仕事の紹介の場はむしろ個々人のブログとmixiに移ってるのに、旧い原稿ばっかり載せてる「線引き屋」Webサイトばかりが検索で引っかかっても、今となってはちょっとなあ……といった点、それから、相変わらず依然としてこの三人で同じ媒体に書くことは多いんだけど、更に場合によって、畏友の編集者&ライター中川大地氏や、奈落君歴年の畏友高橋一人氏などが加わったり、「線引き屋」と名乗るのも適切でなくなってる点などをいろいろ考慮した結果です。
で、その「線引き屋」Webサイトでは、毎年各人の年間ベストお気に入りというものを公開してたわけですが、それもここで書かせて頂きます。

【葦原骸吉2005年の面白かった物】
1.映画『ハワイ・マレー沖海戦』監督:山本嘉次郎
2.小説『坂の上の雲司馬遼太郎(文春文庫)
3.随筆『だから僕は…』富野喜幸徳間書店
4.随筆『金城哲夫 ウルトラマン島唄上原正三筑摩書房
5.評論『世界史としての日露戦争』大江志乃夫(立風書房
6.小説『戦艦大和ノ最期』吉田満講談社文藝文庫)
7.映画『海ゆかば 日本海大海戦』監督:舛田利雄
8.映画『拝啓天皇陛下様』監督:野村芳太郎
9.映画『特攻任侠自衛隊』監督:土方鉄人
10.漫画『失踪日記吾妻ひでおイーストプレス
番外は、記念艦「三笠」(神奈川県横須賀市)と、『男たちの大和』クランクアップ記者会見。
なんかもう、ほとんど仕事がらみのものばっか、かつ、戦争モノばっか、加えて現代最新のものがひとつしかない(笑)
『ハワイ・マレー沖海戦』はラピュタ阿佐ヶ谷の戦争映画特集でスクリーンで観たのが大きかった。まるで右傾化してそうなラインナップだが、今年は、日露戦争百年、大東亜戦争還暦とゆうことで「良くも悪くもそれが日本の歴史でした」という意味で。

【あと、葦原骸吉2005年の感謝する取材協力者と取材媒体(順不同敬称略)】
上原正三(TV脚本家):雑誌『TONE』第二号
山田純大(俳優):『男たちの大和 コンプリートBOOK』
中村獅童(俳優):『男たちの大和 コンプリートBOOK』
江川達也(漫画家):『名将ファイル 秋山好古秋山真之
長山靖生(歴史家):『名将ファイル 秋山好古秋山真之
神北恵太イラストレーター):『人間関係が苦手でもうまくいく天職ガイド』
・遠藤明範(アニメ脚本家):『Zガンダムヒストリカ』
高松信司(アニメ監督):『Zガンダムヒストリカ』
川瀬敏文(アニメ演出家):『Zガンダムヒストリカ』
永野護(漫画家):『Zガンダムヒストリカ』
北爪宏幸(漫画家):『Zガンダムヒストリカ』
永瀬唯(SF評論家):『Zガンダムヒストリカ』
本年は経験として良い仕事をさせてもらいましたが、それは、以上の皆様の取材ご協力によります。ありがとうございました。
そして、読んでくださった皆様も、ありがとうございます。
来年もごひいきに頂ければ幸いです。