電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

古くて新しいオーケン

先日、犬山秋彦氏のご指名により、惑星開発委員会で、大槻ケンヂ『新興宗教オモイデ教』の座談会というものに顔出しました。
わたしは以前一時、犬山さんという方は、ゴスロリ少女やマンバの話ばかりするので、なんだこの人も自分自身はちんこの生えた生き物なのを棚に上げて少女をダシに社会評論する男か? と、勝手に勘違いをしかけてましたが、今回は当事者的な「ダメな男の子の問題」を突き詰めて話できて良かったと思ってます。
犬山氏からわたしに座談参加のご指名があったのは、本来「骸吉さんバンドブーム世代ですよね」という理由だったのですが、それはそっちのけで、えんえん、同じオーケンでも大江健三郎だの、三島由紀夫だのドストエフスキーだの村上龍だの高橋和巳だのという、つまり「カルト集団と、サエない男の妄想暴走文学の系譜」みたいな話ばっかしてます。
そんなわけで、お招きいただいた側の当初の趣旨を激しく外れただろうと恐縮はしてますが、今回は、呉智英夫子が『ダ・ヴィンチ』で連載してる「マンガ狂につける薬」のように、古典的テーマと現代最新の問題をつなげるのが自分の世代的役回り思って参加してるので、お若い読者がその辺くみ取って頂けると幸い。
あ、若い読者はどうせそんなもん読まねえか☆