電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

偽証の心理

ハインラインも『夏への扉』で書いていたが、平然と嘘をつける虚言症の人間でも、100%創作の根も葉もない嘘を言う人間は滅多にない。
大抵、嘘の話でも、最初の部分はたぶん本当なのである、だが、話を信じてもらいたくてつい誇張が入り、今度はその誇張のつじつまを合わせるため、誇張に誇張が重なり、当人も、引っ込みがつかなくなり、あるいは自分で言ってる内に、自分でもそうだと思い込んでしまう、というケースがよくあるものではないだろうか。
案外と、中共南京虐殺の死者数を年々水増ししてきたのも、そんな感情だったりして…