電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

二度あることは三度あるか?

さて、急に上記のような確認をしてみたのはほかでもない。
実は、また別の件で同じようなことを書こうと思っているからである(←ヤレヤレ)。
本日「日本ITM」と名乗る証券会社から電話がかかってきた。内容は、海外の石油の先物取引の勧誘である。
先物取引」なんて聞くと、悪いがどうしてもわたしはこういうイメージが先立つ。

神戸新聞ニュース
先物取引、高齢者の被害急増 退職金狙う(2006/08/25)
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000096200.shtml

「日本ITM」がそういう悪質業者なのかはわからない。善良な業者かも知れない。しかし、わたしは、とにかくこの手のマネーゲームを煽る商法はいっさい断っている。
で、少々嫌味たらしく「ところで、なに見てこの電話掛けてるんですか?」と問うたら、電話口の日本ITM社員は「電話帳」と答えた。
で、わざと意地悪な口調を作って「わたしは、おたくのようなセールス電話が嫌いなので2005年以降、電話帳には自分の名前載せないようにしてるんですが、なんでそんな古い電話帳使ってるんです? 本当に電話帳見て掛けてるんですか?
おたくのような業界では『コイツは気が弱くて何でも言いなりで契約書にポンポン判子押すぞ』といった『カモリスト』ってものが流通してるそうじゃないですか? それ見て掛けてるんじゃないですか?」
と、ねちねち責めて、上司を電話口に出させたところ、その日本ITM社員の上司「わかりました、個人情報保護の問題でご不満があるならこちらにどうぞ」と言って、日本ITMの顧問弁護士の電話番号を教えてくれたので、また嫌味たらしく「へぇ、で、こちらの弁護士さんは悪徳政治家の汚職もみ消しとかヤクザの弁護もしてるんですか?」と問うたら、「名誉毀損になりますよ」と返された。
オイオイ、わたしが自分からわざわざ「日本ITM」に電話を掛けてこんなことを言ってるなら、そりゃ名誉毀損で営業妨害だろう。確かにわたしは、わざと意地悪な口調を作って嫌味たらしく喋っている。しかし、これはそっちから掛かってきた電話に対し、質問をしているだけではないのか?
わたしは日本ITM社員に、二度とうちにはこのテの勧誘電話を掛けないと約束させて通話を切った。
――以上が「日本ITM」に関するわたしの体験の一部始終である。
なお、Googleで「日本ITM」を検索したところ、海外先物証券会社と共に、いくつかの悪徳商法被害体験サイトで、まったく同名のヤミ金融会社がヒットした。ただし、両者に関係があるのかはわからない。公正を期すため、これはまったくの偶然であるかも知れないことは述べておく。
さて、繰り返すが、わたしが、マネーゲームを煽る証券や金融業への偏見的(偏見であるという自覚はある)嫌悪感ゆえ、電話口でわざと意地悪な口調を作って嫌味たらしく喋ったのは事実だ。
別にこの日録は「日本ITM」が悪質詐欺商法と決め付けるものではない。わたしの個人的感情を記しただけのものである。
だが、果たして後日「日本ITM」でGoogle検索した時、この「電氣アジール日録」は検索結果にヒットするか?
それが、本日の実験である。証人は、このブログ日録を読んでいる貴方である。