電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

こうして言論統制は静かに進む!?

本日は、ジャーナリストの末席の端くれたる者として、当事者的に興味深い問題を記す。
昨年7月、この日記では、携帯電話の契約に行ったら、店頭でe-まちタウンPPCマスターカードなるものへの勧誘を進められ、大変不快な思いをした、と書いた。
(↓参照)
http://d.hatena.ne.jp/gaikichi/20060707#p2
http://d.hatena.ne.jp/gaikichi/20060718#p4
ところで、少なくとも2007年1月18日現在、「e-まちタウンPPCマスターカード」というキーワードでGoogle検索すると、この「電氣アジール日録」は検索結果にヒットしなかった。たとえば「e-まちタウン + 電氣アジール」「e-まちタウン + 骸吉」、「PPC + 電氣アジール」「PPC + 骸吉」、「マスターカード + 電氣アジール」「マスターカード + 骸吉」などもヒットしない。「アイフル + 電氣アジール」でも2006年7月のこのブログの情報はヒットしない。
これが試しに「WAO + 電氣アジール」「WAO + 骸吉」、「サイゾー + 電氣アジール」「サイゾー + 骸吉」で検索すると、この「電氣アジール日録」が簡単にヒットする。
これはどういうことなのか?
ひょっとして、かつて「悪徳商法マニアックス」が株式会社ウェディングから受けたという「Google八分」(自分に都合悪い情報がGoogle検索結果に表示されないよう圧力をかける行為)と同じことが起きているのであろうか?
――まあわたしとしては、そうそう安易に「やりぃッ! 言論弾圧されたッ!、ってことは俺『被害者様』だーっ!! 謝罪しろゴルァ〜!!!!」などと大喜びではしゃぎはしない。
実際、公正を期すため述べておくと、件の、わたしが「e-まちタウンPPCマスターカード」をこき下ろした日録というのは、ただ単に、携帯電話の契約に行ったらよく分からないうちにこのカードに契約させられかけ、個人情報保護の問題について質問したら満足な返答を受けなかったので怒った、と、一個人的な感情を一方的に記したもので、つまり精神的に不快だったというだけで、別に金銭的に何の実害を受けたわけでもないのに、感情に任せて面白おかしく「詐欺カード」「腐れ悪徳商法会社」「ポチ犬サラ金アイフルと提携した腐れカードを発行している卑し系ゴミ会社」とまで書き殴っているのだ、そりゃ良い顔されんのは当然だろう、と自覚はある。
しかしである、わたしの体験談(それ自体は事実だ)はともかく、「詐欺カード」「腐れ悪徳商法会社」といった表現、書き方に「事実に反する」「精神的苦痛を受けた」というのであれば、わたし個人宛てにであれ、ブログのはてな運営元にであれ、まずそう苦情を訴えればよいであろう。
ところが、そのようなことは一切ないまま、ある日Googleで検索したら、引っかからなくなっているのである。
もしこれが本当に「Google八分」であるなら、こういう態度には、むしろe-まちタウンPPCマスターカード自身、わたしの体験談がブログで人目に触れるという事態を目立たぬように処理してしまいたい、という、何か後ろ暗い思いがあるのか? という誤解を禁じえない。
わたしが一応プロのライター(出版報道関係者)を名乗っている上、プロフィールで前科悪行多数などと称しているので(実際はいっさい不起訴である)恐れをなしているのか? だったらなおのこと、名誉毀損なり何なりと言い出てくれても良いのだがね。
事実に反する名誉毀損というなら「詐欺カード」などの書き方は撤回してよい。ただし「あんたらのせいで不快な思いをした。あんたら嫌いだ」という感情は撤回しないがね。