電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

ブラック企業「日本帝国陸軍株式会社」

新自由主義者を掲げる政治家は格差拡大を必然としてるようだが、悪意ゼロで国民に貧困を強いる指導者といえば東條英機
東條が個人的な私利私欲のない人物だったのは昭和天皇も認めてる。でも、絶対に上司にはならないでほしいタイプ。
なにせ庶民の家のゴミ箱をあさって「この大根はまだ食えるではないか」とか言うんだから。そーいう清貧努力倹約の精神自体は一個人的には同感だが、それを皆に強いるのは現代なら典型的な成り上がりブラック企業の社長の思考。つまり自分が若い頃は残業代ゼロでも何十時間も働いて社長になったから、今のアルバイト従業員にも全員同じことをやらせるという発想。
しかも困るのは、当人がいっさい悪意ゼロってこと。だから反省もできない。
東條英機個人には凄く同情するけどね。