2004-01-30から1日間の記事一覧
佐藤亜紀の『1809年』は、一般流通してる近代肯定、革命肯定の学校歴史教科書では触れられない、ナポレオンを成り上がり者として憎んだ人々、伝統的貴族の側にスポットを当てた小説だが、いかにも一般受けは悪そうで、実際あまり読まれてなさそう(日本では…
物語の舞台はフランス革命期。まだ読み始めたばかりだが、大雑把なストーリー概説によると、なるほど、笠井潔の『群集の悪魔』より納得できるかも知れない、とか思ってみたり。フランス革命を反キリスト教という視点から解釈し、伝統的王侯貴族の軍隊ではな…
「ガンパレードマーチ」他のゲームを製作したアルファ・システム社について一冊丸ごとまとめた『アルファ・システム サーガ』(力作です)を上梓した畏友から、同社のオリジナルコンテンツのひとつ「ヴァンシスカの悪魔」を、いかにもわたしが好みそうな内容…