2004-01-04 思えば、石ノ森章太郎の偉大な業績は、 改造手術の傷痕も生々しい怪奇バッタ男(初代仮面ライダー)やら、不良品の人造人間(キカイダー)とかいった異形の被差別ヒーローを描いてきたことだが、それを世相も変わった当世に単直に繰り返すより、視聴者には反面教師的にも見える差別者ヒーローのカイザ草加こそ、逆説的に作品の真意を訴えてたのかも知れない(そんな嫌なヒーローを演じきった役者の村上氏も立派だったと言うべきか) しっかし、本来の視聴者のはずの子供たちは、草加の最期に泣いてくれたんだろうかね?