電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

宗教的情熱は、時に教祖の意志をも超える

先頃話題になったヤフーBBの460万人顧客データ漏出事件の犯人は、創価学会の幹部で、過去にも日本共産党のミヤケン宅を盗聴したり、対立団体への工作に関与してたそうで、大手マスコミは詳しく報道しないものの、一部で話題になってるらしい。
創価学会の本部は、公式には「確かに犯人は学会幹部だが、組織的関与ではない」とコメントしてるそうだが、そんなこと言ったって、興味を持つ人間は、限りなく臭い、と思うところだろうが、案外と、ひょっとしたら本当にソウカも知れないな? とも考えた。
無論、わたしは別に学会の名誉会長や中枢幹部を無条件に礼賛する気はない。わたしは、今の創価学会は、正しく革命組織だった牧口常三郎戸田城聖の精神を忘れたのか? と思ってる人間だからね(笑) が、一般論としても、巨大な組織となると、こういう末端の暴走みたいな事も往々にあり得る、と思うからだ。
それに実際、10年ちょっと前、一水会鈴木邦男氏の勉強会に出入りしていた当時、「あちこちの宗教団体や右や左の政治団体には、創価学会員が入り込んで内情を探ったりしているが、それは別に学会上層の指示によるものではなく、個々の学会員が自発的にやっている場合が多い」と聞いたことがある。