電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

庶民兵卒代表vs高学歴士官代表

ばくはつ五郎氏と、今、雑誌で戦争特集をやるならどういう角度が必要かという話になる。
古山高麗雄吉田満の対談は、陸軍落ちこぼれ一等兵と海軍エリート青年士官のそれぞれの立場からの相互補完的な照射として意義深い、という話になり、現代、団塊世代の大衆的に影響力のある表現者で、これに匹敵すべき組み合わせをやるとしたら、本宮ひろ志かわぐちかいじの対談じゃないか、と思いつきが出て、膝を打つ。
言うまでなく、同年輩で、かたや『国が燃える』かたや『ジパング』なわけだが、かたや中卒で自衛隊、かたや全共闘シンパとまでは言い切れぬが明治大学漫研出身。
90年代前半なら『スタジオヴォイス』か『03』か『マルコポーロ』あたりでやってそうな企画だな。