電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

実用書に非実用的な部分を書く役の限界

このブログの読者に受験生がいるとは思えぬが、『法学部受験の総合的研究』発売。河合塾予備校の受験情報誌がライター初仕事だった当方も少し手伝いしてます。
本当は、裁判員制度導入と日本的世間の問題、知能犯レイプ集団「スーパーフリー」の法的言い逃れの構造分析、捕虜虐待と戦時国際法、など、「法学」には関係あっても受験にはまるで関係ないコラムを多数執筆しましたが、諸般の事情で大部分がカットされてしまいました。残念。
でも、巻末の「法学部受験者おすすめブックガイド・シネマガイド」で、青木雄二ナニワ金融道』やら、ドストエフスキー罪と罰』やら、日本のBC級戦犯を描いたオーストラリア映画の『アンボンで何が裁かれたか』の紹介を書いてたり……まあ、物好きな人は書店で手にしてくれたら嬉しいかも。
――とりあえず、先月末の『TONE』以来、一ヶ月間に4回、自分の書いたものが書店に並んだのはライター業10年で初めて、ってことで……