電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

2005-07-25から1日間の記事一覧

実用書に非実用的な部分を書く役の限界

このブログの読者に受験生がいるとは思えぬが、『法学部受験の総合的研究』発売。河合塾予備校の受験情報誌がライター初仕事だった当方も少し手伝いしてます。 本当は、裁判員制度導入と日本的世間の問題、知能犯レイプ集団「スーパーフリー」の法的言い逃れ…

それにしても「単純すぎる反動」が多すぎる

『TONE』第二号の『電波男』評にも書いたが、「オタク男は本当は優しいんだ」と言いたい気持ちはわかるが、自分から言ったらオシマイだよ。ダンディズムとストイシズムがない。椎名林檎も『歌舞伎町の女王』で歌ってる「♪同情を欲した時に全てを失うだろう」…

そんなに男根原理を自己否定して、じゃあ現実に自ら去勢した奴はいるか?

鹿野瀬氏紹介のササキバラ・ゴウ氏の著作に限らないが、「オタク男は体育会系的な男根原理を否定する」「ボクらは平和的なフェミニストです」と言いたがるオタク男は多い。 まあ、そう言いたくなる気持ちはわかる。だが、わかりやすく鬼畜で悪質な体育会系男…

不在である事が「日本の父」?

要するに、現実の父は側にはいない、その父の影を追って大人の男の世界に入ってゆく、というのが、戦前から王道的な男の子成長物語の典型だったのだ。 思えば、わたしが最も好きな戦時中の映画、坂東妻三郎版の『無法松の一生』は、吉岡大尉の未亡人に密かに…

「戦前は父権があった」って神話じゃない?

杉並のラピュタ阿佐ヶ谷で「戦後60年記念企画 八月十五日、その日まで。」の中の上映作品として『ハワイ・マレー沖海戦』、『太平洋の嵐』などを観る。 『ハワイ・マレー沖海戦』での、少年航空兵学校の場面は、当然、戦時中の映画だから実地取材フィルムな…

10日遅れの後出しツッコミ

トラックバックがつくということは「良かったら読んで下さい。さらに気が向いたらご意見ください」という意味だと勝手に思っているので、(id:kanose)氏の「ARTIFACT@ハテナ系」の http://d.hatena.ne.jp/kanose/20050714 に、ここのところ多忙だったゆえ遅…

女戦士たちよ、暴行男、言い訳男どもを撃ち殺せ!!

『Z GUNDAM HISTORICA』03号「月の裏側」(講談社)発売。 今回はキャラコーナー「星々の群像」が、優等生キャリアウーマン・エマとシャアに構ってもらえなかった哀れな業物女レコアという、歴代ガンダムきってのきついお姉さん二人なので、コラム現実認知「…

たまに更新するとくそ長くなる