電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

大いなる矛盾

SAPIO』最新号を読むと、小林よしのりが、沖縄での反ヤマト世間の強さを同調圧力だと難じている。うーん、それって、上原正三氏からも聞いたけど、沖縄は特に昔ながらの地縁血縁が強いってことだろ、だからそーいうのこそが正しい日本の田舎なんだって。沖縄の反ヤマトンチュってのは、つまり、政治的イデオロギーというより、会津人が戊辰戦争の恨みで薩摩・長州人を憎み続けたのに近い感情だろう。土着主義者の反米保守を標榜しているはずの人間が、こういう点をスッパリ見落とすとはなあ……。