美しいもの「も」ある
――ふと気付いたら、またなんか気が滅入るようなことばかり書いてる。
だから、上で少し触れた『女王の教室』最終回の話。プロ教師の会みたいに、戦後民主主義的教育的キレイゴトを全否定してたら、結局ただのニヒリズムに行き着いてしまって、愚民を嘲笑うだけになってしまうのも寒い。
しかし、天海演じる真矢は、教え子に対し、世のキレイゴトを否定する一方、世の中には美しいものもある、ふと隣を見たらきれいな花が咲いてるかも知れない、蝶々が一所懸命に翔んでいるかも知れない、そういうものに感動できる心を失っては意味がない、とも言ってる。
そう、世の中には、美しいもの「も」ある。空を見てそればっか追ってても池に落ちるかも知れないけど。