コトバにつける薬

青春出版社の『新語・造語の生みの親』（isbn:4413093356）って文庫で少し手伝いしました。
「ドキュン」byマミー石田、「ニヒリスト」byツルゲーネフ、「サヨク」by島田雅彦、「新人類」by筑紫哲也、「スキゾ・パラノ」by浅田彰、「高等遊民」by夏目漱石、「旧守派」by小沢一郎、「現状打破」by近衛文麿、「複雑怪奇」by平沼騏一郎、などの慣用的、歴史的語句を概説。
「構造改革」の語句を最初に使ったのはむしろ日本共産党、岸信介は「革新」官僚だった、なんて今や何の役にも立たなそうな話を何本か書いてます。
本当は、思いつきレベルでならもっと取り上げたい語句はあったんですが、発言者が明確な語しか上げないという内容で、それに途中から手伝いで参加した企画ということもあり、それほど本格的に参加した仕事じゃありませんが、書いたものについては、まあ自分のカラーが出てるかな、と思うので、とりあえず紹介しときます。
小粒の仕事ばっかやってても何なんだけどなあ……