電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

2004-02-02から1日間の記事一覧

革命・戦争という祭の神輿

ロシア辺境のなんとかかんとンスク村、1905年に開通したシベリア鉄道が走ってるが、村人は誰も列車に乗ったことは無い、自分達の世界は、森と畑しかない近所の数エーカー四方、たまーに列車を使ってやって来るのは、偉い怖い役人か、流刑の囚人だけだ。何で…

邪説「シベリアのマレビト」妄想

先日ナポレオンについてちょっと書いたあと思い出したのが、数年前『トロツキー自伝』を読んだ時に頭に浮かんだ感慨(ナポレオンのデッドコピーといえばヒトラーとスターリン、というのが定説だが、政治指導者というより軍事指導者としてのイメージでは、案…

「ここではないどっか」に繋がってる鉄路

昔から漠然と思ってたが、鉄道、線路、ってのは、民俗学的には、どこかに定住してる人間にとって「ここをたどってくとどこか外の土地に繋がってる」という象徴性を持つ物なんじゃないかな、とか……(素人考えなんで限りなくいい加減である) 学生時代に読んだ…

トレイン−トロイカ

数年前、なんか時々、列車の夢を見ることがあった。 とにかく鉄道の駅のような場所が出てきたり、自分が列車に乗ってたりとか、内容はバラバラで、近所の西武新宿線の駅にいるかと思ったらそれがなぜか中高生時代に過ごした福岡の炭鉱跡地のローカル線に繋が…