電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

2004-05-05から1日間の記事一覧

愛国、愛郷、愛町…? ナショナリズムというエゴイズム

かつては、ヒーローの正義の根拠の一つは「自分の共同体を侵略者から守る」だった。 で、いきなりだが、ふと「反日」だとなぜけしからんのか? と考えてみる。一般に「自分を大事にしない人間は、結局他人も大事にしない」という類の物言いがある。自分が自…

悪魔に尻の穴を売るのが「大人」なら、「俺が嫌だから」と答える

「忘却の旋律」のモンスター(本来なら悪者)は、何の象徴なのか? は、幾らでも解釈できる。形骸化した制度、社会、世間、民主主義、功利主義、ルールetc…という建前、とにかくそれに従うことがイコール「大人」、とされるが、お前ら本気でそれを信じてねえ…

正義が成立しない時代におけるヒーローの動機

深夜アニメの「忘却の旋律」を観る。マンガ版では、主人公が立ち寄った町は、住人たちが、モンスター(本来なら悪者)のお陰で経済的恩恵を受けてて、そのためモンスター(本来なら悪者)と戦おうとする主人公が一般人たちから袋叩きに遭う展開が、「ガンバ…