電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

2004-04-30から1日間の記事一覧

「右翼/左翼」に代わり「利翼/理翼」ってどうよ?

十年以上前から、冷戦体制崩壊とは、結局、別に左翼の敗北でも保守の勝利でもなく、唯物論と資本主義の結合だったのではないか、と珍妙なことを考えている。唯物論と資本主義は矛盾しない、「理より利」という点に置いて(笑) 本来、産業社会の成果としての…

熱狂するシロウト衆/落ち着いたプロ

『SAPIO』の「新ゴーマニズム宣言」を読むと、小林よしのりは、イラク人質事件について、意外に「普段個人主義を批判する保守が自己責任を説き、普段国家を否定する左翼が国家の庇護を求める矛盾」とか、イラク人質三人の自作自演説は、さすがに、そんなもん…

「正義のファシズム」でもファシズムはファシズム

「ウェディング問題を考える会」の掲示板が賑わっていて、例えば、根拠不明の賠償請求を吹っかけておいて取り下げたウ社代理人の南聡弁護士には正式に謝罪を要求すべきではないか、などという意見が上がってたりして、わたしも「心情的には」深く同感してい…

こじつけ三題噺「旧ソ連」「悪マニ」「よしりん」

かつて1917年にロシア革命が起きた時、最初に政権の座についたのは、どちらかといえば穏健な社会民主主義者のケレンスキーだった。が、レーニンのボルシェビキらの急進過激派勢力は、その政策を手ぬるしと突き上げた末、政権を奪取してしまった。こんな想像…