2004-02-05から1日間の記事一覧
どーしても少女を主体にした話にしたくて、かつこのキモさを除去する方法のひとつは、男が一切出ない話にすることである。例えば、セーラームーンの同人誌とかには『風と樹の詩』や『ポーの一族』を女子同士に置き換えたような、それはそれで異様な傑作があ…
というものがある。少女と融和不可能な自分、とかいう断絶がちゃんとあって、しかも、単純にその断絶に酔ってるわけでもなく、過度にマッチョ化されてない等身大なしょーもない自分象が入ってるものとかは嫌いじゃない(例えば山本直樹とか玉置勉強とか) わ…
しかしそーいう駿フォロアーの多くって、作品としての「風の谷のナウシカ」は大好きなくせに、ナウシカのキャラは嫌いなんだな(笑)。理由は恐らく、自己主張のある、説教臭い少女だからだろう。で、自己主張など一切なく、暗らぁーい目をしてけなげに苦難…
映画版攻殻機動隊がちょっと嫌いだった理由も、ラスト、原作漫画では中性的な外貌になった素子を、押井が人形のような幼女(うげっ)に変えた点がある。 (そういや、ロバート・A・ハインラインは元軍人だしマッチョでウヨッキーなSF作家、という定評を鵜呑…
夜更かしついで深夜アニメの攻殻機動隊SACを観る。 原作の「人形使い」をメインに据えた映画版は理屈臭さと仰々しさでイマイチ感があったが、個々の犯罪にまつわる人間像を深く描こうとするTV版は、未来的過ぎない雰囲気もよく、サイバー版「怪奇大作戦」と…