2004-10-10から1日間の記事一覧
上記の感慨の根拠の一つが『鋼の錬金術師』。主人公兄弟が、錬金術の失敗で生身の肉体を半分失った異形の人外の境界の者ってのは古典的だなあとか、死んだ母を甦らせようとして失敗、自分の体を取り戻すのが戦う動機、ってのは実に後ろ向きだとかはじめ思っ…
ライダー、ヒーローといやこれだ。2年前の今頃「もはや正義も悪もない万人の万人に対する闘争」の『龍騎』は観てて落ち着かないが斬新さは認める、と書いた、去年の今頃、で、古典的な善悪図式を復活させた『555』は白々しく見えてしまう、と書いた。『剣』…
ライダーといえば、連載で読んでなかった初期展開を第1巻購入して確認。少し前の『映画秘宝』すぎむらしんいちインタビューで、これまでギャグでウヤムヤにしてた点を振り切り、今回はシリアスで行くと語ってた志は大いに好感。が、すぎむら漫画王道の「格…
反米とか右翼とか憂国といえば、今さら、前から気になってた『凶気の桜』(主演:窪塚洋介/監督:薗田賢次)やっと観る。井上三太の漫画みたいなJスキンヘッドだけど古典東映ヤクザ映画のテイストを踏襲。少々極端だが、こういう心性の若者、現実いてもお…
『諸君!』「世界〈嫌ブッシュ〉同盟は「華氏911」度で燃え尽きたか」中西輝政論考、「ブッシュはアホそうだが同盟国の指導者が偉すぎるのは困る」(大意)というブッシュ肯定論の視点は珍しい。でもあくまで日米同盟堅持の枠内なのは逆説的に戦後平和主義左…
既にあちこちで書かれてるけど、浅羽通明、宮台真司、宮崎哲弥、香山リカの揃い踏みは壮挙。バランスは良い。ゴー宣EXTRAと浅羽論考、「天皇家一族自身の人格は無視されてきたが、そういうシステムにわれわれは乗っかってきた」という天皇制批判でも擁護でも…
これまでの怠惰のせいもあって急に忙しくなってきたが、日々考えたこととか忘れんよう自分用覚え書きメドレーで、少々こじつけ気味ながらしりとり風に。