電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

2006-01-01から1年間の記事一覧

ネット世論は「戦後民主主義良い子」

『別冊宝島「パクリ・盗作」スキャンダル読本』を立ち読みする。 これまた今さら過ぎて書くのも恥ずかしい「のまネコ」騒動の話。いわく、avexの行動は本来、著作権法的にはまったく問題ないのだという、それは事実なのだろう。しかし、この件は結局、法に触…

法と世間の二重基準

何を今さら的過ぎて書くのも恥ずかしいが、堀江貴文の逮捕以来、ライブドアグループの関連企業が次々脱退し、取引先銀行も次々手を引いているという報道を目耳にして、堀江個人にちっとも好感を持たなかったわたしでさえもなんかいやなものを感じている。 ラ…

コトバにつける薬

青春出版社の『新語・造語の生みの親』(isbn:4413093356)って文庫で少し手伝いしました。 「ドキュン」byマミー石田、「ニヒリスト」byツルゲーネフ、「サヨク」by島田雅彦、「新人類」by筑紫哲也、「スキゾ・パラノ」by浅田彰、「高等遊民」by夏目漱石、…

この世に楽な仕事などない

毎日手を変え品を変えエロスパムの類が大量に届く。 「嘘子です、会ってください」「嘘美だよ、覚えてない?」といった架空の女性からのメールを装った物はもう当然、お金をくれる女性を紹介しますという超絶非現実的内容のも相変わらずだが、「逆援交」とい…

ライブドアとリクルートと薬害エイズ

堀江貴文の逮捕後、西尾幹二と福田和也が相次いでこれについて書いていたが、あまり面白くなかった。西尾福田両人とも基本的に堀江のような人間は嫌いである、というか「若い」「新しい」というだけで堀江のような人間を持ち上げる世論は嫌いである(それは…

真の正気になりたくば金的攻撃以外も身につけよう

昨年「惑星開発委員会」の同人誌『PLANETS』で語った内容を読み返して「こう言や良かった」と、少し補足。 まっとうな保守とファナティックなウヨの違いについて考える。それは、総合的視野に立った「人間観」の幅の有無かと。 市民運動左翼や中朝韓…

2006年の新語?「グループマインド」

昨年、このブログでは、阿部謹也が日本的「世間」と呼び、山本七平が「日本教」あるいは「空気」と呼んだような、場の同調圧力というか、集団による逆らいがたい「ノリの強要」の問題をしつこく繰り返し書いてきた。で、 極悪鬼畜強姦集団スーパーフリーの手…

あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いします。