電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

朝日の下っ端はヤクザ?俺は昔から知ってるけど…

しつこいようだが、戦前までの日本軍の体質の悪癖の一側面(旧日本軍には現代日本にはない強い使命感、責任感、団結心もあった!)は現代の企業社会にも生きている、という説を繰り返す。
(――というか、近日公開予定のとある仕事では、ずっと内心これを意識して書いた)
比較的最近の例では、東京都の副知事問題、石原慎太郎は、まさに大山厳タイプ指導者のようにというべきなのか、自分が個人的に信頼していた副知事の問題を気づかず放置していたらしい。
今から丸一年ちょっと前、株式会社ウェディングという会社が話題になった。
ネット上に自作自演の自画自賛サイトを作って、Googleで自社名を検索したらそればかりが検索結果上位に来るよう操作した、といわれる会社である。
同社は当時年商が70億円以上あり、100億円を目指していたそうだ。
同社の商法は、男性の客に女性の店員が、女性の客に弾性の店員が、言葉巧みに店内の閉鎖空間に引き込んで、異性は宝石を贈られるとどんなに喜ぶかと、ほとんど洗脳じみた説得を行うものだったと言われる(と聞いているだけで、実態はよう知らんがな)
それ自体はまあ、違法でも詐欺でも、暴力的な恫喝を伴う強要の類でもないだろう、多分。
が、一見暴力的ではないが、強要に近い営業を行う業者は少なくない。
つい先頃も、こんな事件があった。

購読無理強い容疑で朝日新聞専売所従業員逮捕
2005年05月30日21時50分
http://www.asahi.com/national/update/0530/TKY200505300311.html

わたしも若い頃、朝日新聞の販売店で働いた事はあるんで(まあ朝日に限らず、新聞販売店というのはこういうのが多いが)、いくらでもよくありそうな話、とは思った。
――さて、石原知事にせよ、ウ社の件にせよ、朝日新聞にせよ、こういう問題が起きたとき、トップの責任は問えるのか、トップは末端がこういうことをしでかしてることを、どんぐらい知ってるのか、知ろうとしているのか? とゆーことである。
ほとんど決まって、経営陣は、事態が発覚すると「知らなかった」と言う。
いかにも言い逃れめいているが、案外ウソではない場合も大いに考えられる。
ここで「責任が曖昧な日本的体質」が問われ、大山巌型指導者を手放しに礼賛して良いのか? というハナシになるのだ。