電氣アジール日録

自称売文プロ(レタリアート)葦原骸吉(佐藤賢二)のブログ。過去の仕事の一部は「B級保存版」に再録。

あの時ああすれば

SFとかで並行世界というネタが時々ある。『銀河鉄道999』で、鉄郎が、別のメーテルに連れられ別の999に乗った別の少年と出会う話なんかがいい例だ。
現状の自分以外の可能性を考える。中高生当時は「俺の将来はどうせ刑務所か精神病院」とうそぶいた時期もあるが、これは、マイナスの意味でも「俺はフツーではない」と気取った、逆説的なうぬぼれだ。実際、それから20年、死なない程度に小市民を続けている。
九州在住のままの可能性、勤め人を続けてる可能性、リタイアの可能性など、いろいろ考えたが――結局、なんか結果的に、すべては必然であるという気がしてきた。